姫路っ子の身体に異変が!?HBで字が書けない!かかとをつけてしゃがめない子が急増中!?

undokaiこんにちは!新米おかんチエです! 私は普段主人の鍼灸整骨院で受付助手として勤務しているのですが、 最近、肩がこる、眠れない、怠い、目が疲れる、少し運動したらあちこち痛い という大人がよく訴える症状で 小中学生の子供さんがやってくることが増えました。 正直びっくりしたのですが、これは姫路市教育委員会が作成した今年の新体力テストの結果です。 tairyoku1tairyoku2

新体力テストの平均値を全国と比較すると、ほとんどの項目でやや下回る傾向である。また、平成20年度調査と平成25年度調査を比較すると、多くの項目で数値が下がる傾向である。姫路市教育振興基本計画より

ええええええ!?下がってる!? たった5年間で変化があるものなのでしょうか!?

子供の体力低下が全国的な問題になっている!

sneakers 実は今、子供たちの体力低下を危ぶむ声があちこちで上がっています。

3歳から15歳まで1700人を調査したところ、14%がしゃがめない、25%が前屈できない、7%が両腕をまっすぐ上げられない、11%が5秒以上片足立ちできないという結果が出た。NHK総合あさイチ2015年4月6日放送分より

ちなみに小学生の骨折は30年前に比べて4割増えているとか!!

ロコモティブシンドローム予備軍が子供に増えている!

ここからは専門的なお話になりますので、父ちゃんを呼びましょう!

登場人物画像
人物紹介:衣畑伸昭(衣畑鍼灸整骨院
1961年生まれ 姫路市出身 姫路市立琴丘高等学校卒業 明治鍼灸短期大学(現・明治国際医療大学)卒業 明治鍼灸短期大学 専攻科卒業 明治東洋医学院 柔整科卒業 天津中医学院(現・天津中医薬大学)へ留学 中国にて東洋医学を学ぶ 全日本オステオパシー協会 京都支部長歴任 今年開院24年目
チエ父ちゃん、ロコモティブシンドロームってなに?
登場人物の画像
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態のこと。
チエうーん具体的にはどんな状態?
登場人物の画像
片足立ちで靴下がはけない、家の中でつまづいたりすべったりする、階段を上がるのに手すりがいるなど、いわゆる“高齢者”に起こりやすい症状やね。
チエええええええ子供が老化しているということ!?
登場人物の画像
子供の場合は“ロコモ予備軍”って言い方をするねん。現代の子供の10人に1人は関節や筋肉になんらかの問題があると言われてる。
チエその状態をほっておいたらどうなるん?
登場人物の画像
40代50代で介護が必要な人も出てくるやろね。近い将来、親が子供の介護をする時代が来るかも。
チエえええ!!!???

子どもロコモ予備軍チェックリスト

以下の項目に該当する場合、ロコモ予備軍の可能性が高いと思われます。

  • バンザイができない(腕がまっすぐに上がらない)
  • 体育座りから手を使わずに立ち上がれない
  • しゃがむとかかとが浮くもしくはしゃがめずに転んでしまう
  • 片足立ちで5秒立てない
  • 体前屈ができないもしくはほとんどできない
  • 瓶のふたを開けられない

ロコモ予備軍は怪我もしやすい!?

登場人物の画像
ロコモ予備軍の子供たちは反射神経も衰えています。とっさに危ないと感じたときに守る行動がとれず、怪我をしてしまうこともあるでしょう。成長期の子供は常に身体を動かす環境で育ててあげることが大切です。

筆圧も弱っている!?HBが消えた!?

子どもたちが“HB鉛筆”をほとんど使わないといううわさを追う。取材で浮き彫りになったのは、多くの子どもたちに起きていたある事情。NHK 所さん!大変ですよ「“消えたHB鉛筆の謎”再び!」2015年10月8日放送分より

この番組をみて驚きましたが今、私たちの時代は当たり前だったHBの鉛筆が姿を消し、 2BやBが主流になっていることをご存知でしたか? 子供の筆圧が弱くなり、HBでは薄すぎるために学校が2BやBを持ってくるように推薦しているというのです!

登場人物の画像
字を書く時には肩からゆびにかけてすべての筋肉が働きます。腕をうまく使えていない子供さんが多いようですね。手で何か作業をすることは「脳」の発達にもよい効果があります。

子供をロコモ予備軍にさせないために

登場人物の画像
いきなり激しい運動をさせてしまうと成長途中の筋肉や骨、関節を痛めてしまうから、継続的にでき、あまり大きく負担のかからない運動が望ましいね。食事は偏食させず、バランスの良い食事を心がけてあげましょう。
チエどんな運動がいいの?
登場人物の画像
家事のお手伝いがいいね。
チエなるほど~!床拭きとか洗濯物干しとか結構運動になるね!父ちゃんもしたほうがいいね!
登場人物の画像
・・・・・・・・・。

まとめ

まだまだあまり浸透していないロコモティブシンドロームですが、少子高齢化社会の中でどんどん浮き彫りになってくる問題だと感じました。 骨や筋肉の量のピークはおよそ20代~30代だそうです。 私自身も生活習慣や運動習慣を見直さなければいけないなと感じました。