恵美酒宮(えびすのみや)天満神社の秋祭りは、屋台の「台場練り(だいばねり)」で有名です。
東堀、都倉、御幸、栄町、玉地、清水、北細江、小瀬の氏子8ヶ町から屋台が練り出されます。本宮の神事では、神輿が神社前の浜先まで行きます。
恵美酒宮氏子中
東堀
[caption id=“attachment_10921” align=“alignnone” width=“600”] 東堀屋台 - 写真共有サイト「フォト蔵」より[/caption]
東堀は慶長年間の地割りを残す港町で、古くから氏神・恵美酒宮の祭りに、深く関わってきた功績により宮本の座が与えられ、屋台に鎌の紋を使用することを許されています。 また、秋祭りには露払いとして氏子八か町の先陣をきることも合わせて認められています。
平成8年には白木屋台を新調し、平成9年に「狭間」「露盤」「2尺9寸の大太鼓」の新調、平成10年度は「漆塗り」「錺(かざり)金具一式」「露盤彩飾」を施し、豪華絢爛の屋台が完成の運びとなりました。
【運行時間】
10月8日(宵宮) | 10月9日(本宮) | ||
練上 | 12:00 | 練上 | 8:00 |
宮入 | 13:00 | 宮入 | 11:40 |
退宮 | 15:00 | 退宮 | 18:30 |
蔵入 | 18:00 | 蔵入 | 22:00 |
都倉町
[caption id=“attachment_10922” align=“alignnone” width=“600”] カメラ日記より[/caption]
遠く奈良朝期からの飾磨街道を軸として、東西に地域の羽を伸ばし栄える都倉町は、世帯数八百を超える。
姫路の地には住吉、都の出先である國府があって直轄領を「屯倉(ミヤケ)」と呼んだ。当然に朝廷の穀倉も屯(タムロ)していたと思われ屯倉(ミヤケ)→都の倉、そしてやがて都倉町になったものとの想いを巡らせる。
このように歴史ある呼び名にふさわしい重量感の溢れる屋台に真赤な紙手と鉢巻は熱血巡る迸るわが町の根性である。
【運行時間】
10月8日(宵宮) | 10月9日(本宮) | ||
練上 | 9:00 | 練上 | 7:30 |
宮入 | 13:00 | 宮入 | 11:50 |
退宮 | 15:00 | 退宮 | 18:40 |
蔵入 | 20:00 | 蔵入 | 22:00 |
御幸
[caption id=“attachment_10930” align=“alignnone” width=“600”] 播州 恵美酒宮天満神社 秋祭り「台場練り」 2009 高画質写真(画像)より[/caption]
御幸は恵美酒宮天満宮のお膝元にあり、歴史と伝統を頑なに守り秋の祭礼を支えてきました。
匠の技を継承する職人の枠を凝縮した自慢の屋台で威勢の良い練りを披露します。恵美酒宮名物である台場練りをご覧ください。
【運行時間】
10月8日(宵宮) | 10月9日(本宮) | ||
練上 | 12:00 | 練上 | 9:00 |
宮入 | 13:00 | 宮入 | 12:00 |
退宮 | 15:00 | 退宮 | 18:50 |
蔵入 | 20:00 | 蔵入 | 23:00 |
栄町
[caption id=“attachment_10933” align=“alignnone” width=“601”] 平成25年恵美酒宮天満神社本宮(飾磨駅前)栄町屋台YouTubeより[/caption]
栄町は、天生年間に英賀保城下より移り来て英賀保町を作り、その後、上下二町に分かれ下英加(現、栄町)となった。神輿のお先祓い、即ち獅子頭と鼻高の大役を務めた嘉永年号の時に屋台を新調し、その後、様々な変遷をへて現在に至った。
また、現在に至る間には、屋台のない時代や小型屋台の時代もあったが平成8年に大屋台を復活新調した。平成10年、塗り・錺金具を施し、平成15年伊達網を茶金色で新調した。平成18年に、狭間の彩飾を行い、念願の「栄町屋台」が完成した。その勇壮な屋台と力強い煉子の勇姿が見ものである。
【運行時間】
10月8日(宵宮) | 10月9日(本宮) | ||
練上 | 12:00 | 練上 | 8:00 |
宮入 | 13:00 | 宮入 | 12:10 |
退宮 | 15:00 | 退宮 | 19:00 |
蔵入 | 19:00 | 蔵入 | 23:00 |
玉地
[caption id=“attachment_10935” align=“alignnone” width=“600”] 平成26年恵美酒宮天満神社本宮(玉地屋台)YouTubeより[/caption]
飾磨区玉地の向島一帯は、三左衛門堀を掘った土砂で埋め立てられたといわれ、慶長年間、池田輝政によって創設された姫路藩水軍の基地御船役所が置かれ、その付近に家が建ち並び繁昌したので「田町」と名付けた。大正六年大字の町・村・浦の文字を除くにあたって、「田」ではおかしいので「玉地」と改めた。
自治会以下各種団体も一致団結し、恵美酒宮秋季例大祭が盛り上がるよう、気合が入っています。
祭典での練りは、練子と関係者が一体となり、特徴ある玉地の心意気を表現した力強い「玉地練り」を披露する。
玉地の子ども神輿は恵美酒宮で唯一ある4年生以上でかつぐ本格神輿で元気な姿を披露する。
【運行時間】
10月8日(宵宮) | 10月9日(本宮) | ||
練上 | 10:00 | 練上 | 8:00 |
宮入 | 13:00 | 宮入 | 12:20 |
退宮 | 15:00 | 退宮 | 19:10 |
蔵入 | 19:00 | 蔵入 | 23:00 |
清水
[caption id=“attachment_10937” align=“alignnone” width=“600”] 清水屋台 - 写真共有サイト「フォト蔵」より[/caption]
「清水」という地名は、当地にあった飾磨薬師寺という古い寺の境内に名泉があり、これから興ったものと言われている。
天正年間以降、上英加町とよばれた時代もあったが、大正六年大字名「町・村・浦」の文字の使用廃止令によって、再び「清水」となった。現在では1,000世帯を超える大きな町である。
祭りでは緑に統一された幟、伊達綱、紙手、襦袢は屋台の強さをより一層引き立たせ、大所帯ならではの無数の紙手と練子、そして幟と一体となった屋台の宮入りや迫力の宮出しが見もの。練り合わせでも屋台の美しさに加え見るものを圧倒する迫力、勢い躍動感、練子魂あふれる清水の練りをとくと御覧ください。
【運行時間】
10月8日(宵宮) | 10月9日(本宮) | ||
練上 | 8:30 | 練上 | 8:15 |
宮入 | 13:00 | 宮入 | 12:30 |
退宮 | 15:00 | 退宮 | 19:20 |
蔵入 | 20:00 | 蔵入 | 23:00 |
北細江
[caption id=“attachment_10939” align=“alignnone” width=“600”] 北細江屋台 - 写真共有サイト「フォト蔵」より[/caption]
北細江屋台は樹齢600年以上の尾州槽で仕上げられており、擬宝珠、露盤、正隅、昇総才、総才端、水切、狭間、井筒、四本柱、水引幕、高欄掛、太鼓、伊達綱、乗子襦袢、脇棒受、本棒、泥台等、すべてが当代一級といわれる匠の手によってバランスよく仕上げられた町民自慢の宝です。
播州最大級の大きさを誇る屋台、綾錦の幟、老若男女問わず勢いよく振られる四手、歌口三尺五分の大太鼓の音に合わせて躍動する練子、それぞれが一体となり、ますます進化をとげる威風堂々の北細江の練りをぜひ、ご覧下さい。
【運行時間】
10月8日(宵宮) | 10月9日(本宮) | ||
練上 | 8:45 | 練上 | 8:00 |
宮入 | 13:00 | 宮入 | 11:30 |
退宮 | 15:00 | 退宮 | 19:30 |
蔵入 | 19:30 | 蔵入 | 23:00 |
小瀬
[caption id=“attachment_10940” align=“alignnone” width=“624”] 小瀬屋台 - 写真共有サイト「フォト蔵」より[/caption]
小瀬の屋台にはこだわりがあります。
一番の特徴は擬宝珠に装着してある龍虎です。金箔と彩色を施し威風堂々とした存在感で小瀬町民の長寿と繁栄を見守ってくれています。
垂水端には飾磨方面に多く見られた珊瑚の梅鉢を復活継承させ、緑葛や宝珠柱にはあえて金物に彩色を施した伝統と新しさを兼ね備えた仕上がりとなっております。
皆さん、小瀬町民のこだわりをぜひ、御覧ください。
【運行時間】
10月8日(宵宮) | 10月9日(本宮) | ||
練上 | 9:30 | 練上 | 8:30 |
宮入 | 13:00 | 宮入 | 12:40 |
退宮 | 15:00 | 退宮 | 19:40 |
蔵入 | 21:00 | 蔵入 | 22:30 |