どうも、たろうです。
たろろぐというブログを運営しているブロガーです。
歌舞伎町でぼったくられて裁判待ちだったり、 女の子とデートするはずがなぜかおっさんとデートをしていたりします。
そんな僕ですが、実は今日姫路に来ています。
というのも【ええやん姫路】の運営会社から取材依頼を頂きまして、その会社がその名の通り姫路にあるため姫路に来たというわけです。
※ちなみに、前日は12年ぶりにあった従兄弟の結婚式で、しこたま飲んで二日酔いなのでテンションは低めです。
ということで、今からそのオフィスに潜入してみたいと思います。
外観はクソおしゃれ。
インターホンがよくわからないのでドアをノックすると
かわいい女の子が出てきました!!
フゥ!!テンション上がるぜ!!
運命の出会いかな?
(堅田明日香副社長)
「あれ?社長と苗字が一緒ですか。」 |
「そうですね。一昨年結婚したんです。」 |
「既婚かよ。」 |
「え!?何か問題ありましたか?」 |
「すみません二日酔いなんで、小さな声でお願いします。」 |
でも考え方によっては人妻っていうのも悪くないかもしれない。
そんなことを考えていると中へ通されました。
「どうぞ中へ。」 |
「オフィスもクソおしゃれですね。」 |
「そうですね、元々はカフェをやっていたお家らしいんですが、そこを改造してオフィスとして利用しています。」 |
オフィス内にはカウンターキッチンもあります。
作業場所も数カ所に分かれているんですが、
明らかに違う雰囲気の人がいます。
「一点だけ、確認したいんですが、この会社はIT企業でしたよね?」 |
「そうですね。」 |
「なるほど、わかりました。 社長はどなたですか?」 |
「一番奥のあの人です。」 |
「やはり」 |
「社長!太郎さんきましたよー」 |
ん?
堅田浩平社長
「初めまして、タロウです。」
「この人と話せばいいのかな?」 |
「そうですね。タロウさんが社長を取材してくれます。」 |
「伝わってなかったんですね。」 |
どう見ても、つけめん屋の店長みたいな風貌だ。
「遠いところからわざわざありがとうございます。」 |
「いえいえこちらこそ。」 |
「社長の机だけ他の社員さんと違う仕様ですがこれはどういった理由ですか?」 |
「ああ、これ? これはね、僕がクリエイティブをするために大切なんです、ちなみに毎日新聞は新しくしているんですよ。」 |
「クリエイティブっていうのは麺ですか?スープですか?」 |
「(笑)そんなことしませんよ。僕の仕事はこれです。」 |
そう言って、何かを取り出しました。
Macだ
「麺じゃなくてよかった!!」 |
「やはりITベンチャーらしくMacをご利用されているんですね。」 |
「そうだね。」 |
「だいぶ使用感ありますけどこれはそんなに古くから利用されているんですか?」 |
「そうやね、あともう一つ、、、」 |
「これや」 |
「これは、、、」 |
粘土だ
ラーメンじゃなくて陶芸だったか
「Macの上でやる意味はなんですか?」 |
「やはりMacっていうのはクリエイティブな機体だと思うんですね。 だからこの上でやることに意味があるんです。」 |
「もったいなくないですか?」 |
「もう使ってない奴なんで。」 |
「なるほど、一応その辺の感覚はあるんですね。」 |
「さすがにもったいないんで」 |
おもむろに粘土を捏ね始める社長。
「う〜ん、、、土の練りが甘いな」 |
おい!
「はい!」
木村直史さん
また誰か出てきた
まだ何かあるのか
まだろくろ回さないのか
「これはどうするんですか?」 |
「練り直しです。」 |
「練り直し?」 |
「もう少ししっかり練り込んでくれ。練り直しや。」 |
「すみません!」 |
「ええやん」
「ありがとうございます!!」 |
木村さんは陶芸のお弟子さんかな?
「練り直すと何かいいことがあるのでしょうか?」 |
「そうですね、なんか柔らかくなったり、水分がいい感じになります。」 |
「木村さんの社内での仕事はなんですか?」 |
「そうですね、僕にもわかりません。 僕は今月(8月)入社なんですけど、入社初日にもわらび餅を作らされましたね。」 |
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「なるほど、大変ですね。」 |
「やりがいはあります。」 |
〜練り直すこと5分〜
練り終わりました。
「この後はどうなりますか?」 |
「これですね。」 |
ろくろです
でしょうね 回すでしょうね |
「一応後で書き起こし必要と思ってたんで、録音してたんですけど音声意味なさそうなんで切りますね。」 |
「Macを使うのはもう終わりですか?」 |
「そやね、機械の下にMacを置くと(回す位置が)高くなってしまうので。」 |
「ボケが多すぎて、関東の人間には処理しきれません。」 |
「えー、当初は企業理念やサービスについてお伺いしようと思っていたんですが、どうしますか? 陶芸について話しますか?」 |
「そやね。そうしようか」 |
わかりました。
「社長はなぜ陶芸をしているんですか?一応ITベンチャーと聞いていたのですが、」 |
「僕は僕のやりたいことしかやりたくないんです。 今は陶芸がしたいんです。」 |
「はい?」 |
「陶芸をしたいし、陶芸をすることによって業務的は何もしていなんです。 僕がやりたいことっていうのは発想なんです。アイディアを出したい。」 |
「はい 、、、」 |
「アイディアを作って、ビジョンにして、みんなに伝える。」 |
「なるほど!そのために陶芸をされているってことですね!」 |
「いや違います。」 |
「違うんですね。」 |
「クリエイティブっていうのは何かって言うと、何もないところから想像して作り出すってことなんですね。」 |
「それが今やっていることと繋がると?」 |
「そうですね。陶芸でろくろを回すと無心になれますね。 何もない状態を作り出して、そこから何かを生み出すっていう意味では、、、」 |
「そのロクロ作りっていうのが大切ってことですかね?」 |
「無心になると何ができるかわからないんですね。 こうやってこうやってろくろ回すことによって新たに何かを生み出しているんです。」 |
「何かを生み出すって言いますけど、陶器をですよね?」 |
「これはまあ、陶器ですね。陶器を作ってますけど、、、 想像しているんです。」 |
「つまり、経営ですよね。」 |
「経営???」 |
「経営っていうのは想像してそれを伝えて、感謝することなんです。 僕何もできないんですけど、とは言っても、僕らWEBの会社ですからみんなHP作ってるんですけど、、、」 |
「え?社長は?」 |
「僕は陶芸をしています。」 |
「そう見えますね。」 |
「僕は陶芸をすることによって、僕ができないことがみんなにできるっていうことを、陶芸を通じで知れるんですね。」 |
「はい、、、(何言ってんだこいつ)」 |
「知ることができる。 つまり、これは、、、 僕ができないからみんなに感謝することで、やっぱりできる人が感謝しても伝わらないじゃないですか」 |
「これなんの話でしたっけ?WEBの話でしたっけ?」 |
「でも僕が陶芸しかできないこそ、伝わらない感謝の気持ちっていうのがあると思うんです。それはたぶん伝わるんです。」 |
「陶芸することによって?」 |
「することによってっていうか、 ”陶芸しかできない僕だからこそプログラマーに伝わるありがとう”っていう気持ちがです。」 |
「聞けば聞くほど、 よくITベンチャーを作りましたね。」 |
「そうですね。でも僕経営の真理みたいなものをようやく理解して、 社長は何もせず。 社員に感謝する。 まさにこれが、クリエイティブな経営なんです。」 |
「良いこと行ってる風ですけど、 テレビだったら絶対放送されないレベルの放送事故です。」 |
ITベンチャーに取材に行ったのに、 インタビューが始まってから『WEB』という言葉が1回しか出てきていないのに対して
- 陶芸・陶器 11回
- ろくろを回す 2回
の発言回数でした。
ええできや
社長の作った陶器を読者プレゼント!!注文あったらオーブンで焼きます!
さ・ら・に!
今回使用した
「ろくろ倶楽部」
をレンタルさせて頂きます!
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